専門性的な仕事も。
ビジネスの醍醐味も。
どちらも実現できるさくらの法務職
法務
小倉 理沙RISA OGURA
2022年入社 / 中途
法学部卒業後、ロースクールで法律を学ぶ。国家公務員として5年ほど勤務したのち、2022年1月にさくらインターネットに中途入社。法務として契約書審査・法務相談や取締役会・株主総会事務局業務を担う。
現在の担当業務を教えてください。
契約書審査・作成、法務相談がメインです。契約書審査とは、事業部門や営業部門から依頼された契約書に当社にとってのリスクがないかを確認し、そのリスクが許容できるかを判断して、必要であれば文言修正等を行う業務です。契約書の元になる雛形がない場合は一から作成します。法務相談では、各部署から「こういうことをやりたいが法的に問題はないか」などの相談を受け、関連法令を調査・検討した結果を回答します。
その他にも担当している業務はありますか?
株主総会事務局・取締役会事務局の運営業務も担当しています。当社の株主総会は、「バーチャル総会」として、リアル会場だけではなく、ネットからも出席できる形で実施しています。昨年は、バーチャル総会を初めて導入するにあたって、法的にどのような問題が起こるかを検討しながら準備を進めました。総会事務局は総務部が担当する会社も多いですが、当社ではさまざまな部署から集まったメンバーでプロジェクトを組んでいて、法務部メンバーも全員参加しています。
ほかにも「業法対応」などあると伺いましたが、どの様な業務なのでしょうか?
はい。当社は電気通信事業法上の電気通信事業者に該当するので、総務省への定期報告等を行う必要があります。また、法改正があった場合には、対応について検討しなければいけません。
入社以前の経歴を教えてください。
法学部を卒業後、ロースクールに進学し、司法試験を受けましたが落ちてしまいました。法律の知識が活かせる新しい道を模索して、国家公務員になりました。
その後、さくらインターネットに転職した理由は?
5年ほど公務員として働いたのですが、それまでロースクールで勉強してきた法律の知識が直接的に活かせる場面が多くなかったこともあり、やはり「より法律の専門性を高められる仕事がしたい」と思うようになりました。転職を決意し、民間企業の法務職を探していたとき、さくらインターネットと出会いました。
仕事をする上で、今まで身につけた法律の知識を活かせる場面は多いのでしょうか?
多いですね。契約書レビューでは、ロースクールで学んだ民法の知識が直接的に活かされますし、取締役会・株主総会業務では会社法の知識が活かされていると思います。
法務部は皆さん、法律の勉強をしてきた方ばかりなのでしょうか?
弁護士資格を持っている方もいれば、ロースクール卒・法学部卒の方など、専門性の高いバックグラウンドを持つ方が多いですが、必ずしもそういう方に絞っているわけではなく、今後は多様なバックグラウンドの方に入っていただきたいと思い、現在採用活動も行っています。
さくらインターネットに入ってみて感じたことは?
上場企業ですが意外とベンチャー気質というか、新しいことに取り組んでいく雰囲気が強いんだなと感じました。また、社風がフラットなことにも驚きましたね。社員が社長を「田中さん」と呼ぶことや、上司とのチャットツールでの連絡にスタンプのみで返信することなどは、国家公務員時代からは考えられません。
働きやすさの点ではどうでしょう?
私は東京在住で実家が関西なんですが、パソコンがあればどこからでも仕事ができるので、実家に長期滞在できるのが嬉しいです。
さくらインターネットで働いてきて嬉しかったことは?
当社として初のバーチャル総会プロジェクトに携わったことです。私は入社1年目でしたが、「新人だから仕事を任されない」なんてことはなく、メインで法的な検討に携わらせてもらいました。開会中に通信障害などの緊急事態が起きたら法的にはどのような扱いになるかなど、外部の弁護士にも相談しながら準備したのですが、専門性を活かすことができ、強いやりがいを感じました。また、このプロジェクトで他部署の方とコミュニケーションを取る機会が増え、信頼関係を構築できたことはとても嬉しかったです。
さくらインターネットの法務の魅力とは?
法律の専門性を活かしながらも、当事者としてビジネスの醍醐味を味わえるところだと思います。さくらインターネットの法務では個人の裁量が大きいぶん、達成感も大きいです。たとえば、契約書審査や法務相談など、個別の案件は基本的に一人で行います。もちろん疑問点や困ったことがあれば先輩や上司に相談できますが、基本的には自分で判断・決定して仕事を進めていける。そこに、やりがいや面白さがあると思います。
仕事をする上で大変なことは?
基本的にリモート勤務なので、他部署の方とコミュニケーションを取る機会が少ないことです。意識的にコミュニケーションを取ってはいますが、会社の規模もある程度大きいので、他部署の多くの方に自分の存在を認知してもらうことはなかなか難しいですね。
さくらインターネットの魅力は?
失敗を厭わず新しいことに挑戦したり、自らやりたいことを発信していく社風だと思います。法務部は「おとなしい人が多そう」と思われがちですが、法務にもさくらインターネットのマインドはしっかり浸透していて、積極性や自主性を尊重する雰囲気があります。
今後の目標は?
まずは、法務の実務経験を着実に積んで専門性を高めながら、それを活かして、当事者としてビジネスに貢献したいです。また、今後はそれにプラスして新しいことにも挑戦していけるよう、法務領域から滲み出して周辺領域との繋がりを模索し、関与できる領域を広げて視座を高めていきたいです。