働きやすさの鍵は、
制度の充実の上にある
風土の充実
インフラエンジニア
山本 真史MASAFUMI YAMAMOTO
2008年入社 / 新卒
2008年、工業高校を卒業後、契約社員としてさくらインターネットに入社。データセンター、サービス監視のチーム、さくらのレンタルサーバの保守チームを経験したのち、東京の開発チームへ。現在は大阪の開発チームで部下を束ねる。
現在の担当業務を教えてください。
さくらのクラウド・ウェブアクセラレータの開発関連と、さくらのレンタルサーバの開発関連です。複数のプロジェクトに入っているので、そのときどきで違う業務を担当しています。コードを書きつつ、立場上、人のマネジメントをすることもあります。
複数のプロジェクトに属していると、タスク管理が大変そうですね。
「自分でやらないこと」をすっぱり決めて、他の人に仕事を振るように心がけています。エンジニアなので本当はすべて自分でやりたいのですが、人に任せないと仕事が回らなくなるので。得意な人に任せると効率はいいですが、「その人しかその作業ができない」状態になっても困るので、なるべく他の人にも仕事を回します。
入社の経緯を教えてください。
2008年に工業高校を卒業し、事情があって進学ではなく就職を選びました。工業高校には求人が来るのですが、情報系の学科がなく電気系の学科だったので、学校に来るIT系の求人が少なかったですね。すると先生が「行きたい会社があったら教えて、電話でアポ取ってあげるから」と言ってくれて。「さくらインターネット」と書いたら、先生がさくらインターネットに電話してくれて、面接を受けられることになりました。
さくらインターネットを希望した理由は?
中学3年生のころから個人で自宅サーバーをやっていて、知り合いにWebとメールのサービスを提供していたことから、データセンターやホスティングに関わる仕事がしたいと思いました。
それで、さくらインターネットに入社したんですね。
はい。契約社員として入社し、大阪のデータセンター配属になったため、徳島から大阪に引っ越しました。物理サーバーの構築などをする部署です。そこで2年半か3年くらい勤務しました。
入社してみての感想は?
24時間365日インフラを支える仕事なので、「普段は見えないさまざまな人のおかげで社会が成り立っているのだな」と感じました。今は違うかもしれませんが、当時のデータセンターのスタッフは未経験の方もいらっしゃったので、前職が飲食店の人や不動産屋の人、ミュージシャンなどもいて、多様な業界の話を聞けるのが面白かったです。
その後、異動はあったのでしょうか?
24時間365日、リモートで監視アラートの対応をする部署に異動し、そこで何年か勤務しました。その後、技術的なことがしたかったので「開発系の部署に異動したい」と言っていたら、東京の開発チームに異動になりました。
異動の希望を聞いてもらえるんですね。
「やりたい」と言ったことはけっこうやらせてくれる社風です。開発チームになってからも、案を出すのが好きなので、よく「こういう機能つけたらいいんじゃない?」などと言っています。案が採用されることも多いですね。
現在は大阪にお住まいだとか。
東京の開発チームにいるとき、大規模な組織変更があり、開発チームがメインでやっていたプロジェクトが大阪に移ることになりました。チームメンバーが業務内容によって東京と大阪に分かれることになり、私は大阪に異動しました。
さくらインターネットで長く続けてこられた理由は?
私は飽き性なので、入社したときは「3年くらいで辞めるだろう」と思っていました。けれど、数年に一度のスパンで希望に近づく異動があったり、業務の幅が変わったりするので、飽きずに楽しく続けることができています。
仕事をしてきて嬉しかったことは?
普段見ているサイトがさくらインターネットでホスティングされていたときや、有名なお客様が自分の作ったサービスを使ってくれているときは嬉しいです。自分が作ったものが世の中に出て、人が使ってくれて、ちゃんと動いているのを見たときはやりがいを感じますね。
仕事をしてきて、失敗してしまったことは?
たくさんありますが、ピンチになっても助けを呼べば誰かしら助けてくれるので、取り返しがつかない事態になったことは意外とすくないかもしれません。さくらは失敗した人を責めない社風だとおもいます。もちろんダメなことはダメと言いますが、だらだら説教するのは見かけたことはありませんね。
さくらインターネットの魅力は?
自分たちでデータセンターを運営し、自分たちでサーバーを設置し、自分たちでアプリケーションをすべて作っている、そんな会社は日本にはなかなかありません。また、幅広い業務を体験できるのもさくらインターネットのメリットです。私はサービスの開発をやっていますが、データセンターにサーバーを設置しに行くこともあれば、コードを書くこともあります。
どういう人がさくらインターネットに向いていると思いますか?
いろいろなものに興味があり、自分から「やってみたい」と言える人です。部下からそう言われたとき、業務に不都合がなければ私は基本的には「やってみたら」と答えます。実際それをサービスに使うかは別として、まずはいろいろ作ってみることが大事ですから。
今後の目標は?
私の目標は、エンジニアがマネジメント業務をやらずに済む世界を作りたいです。マネジメントをやりたい人はやればいいけど、エンジニアリングに集中できるのが理想かな。私は生涯エンジニアとしても活躍していきたいですね。